スピアフィッシングで獲った魚を締めるのに、Gサカイのサビナイフ、「シャークレイ」を愛用しています。
ナイフの鋼材がH-1というステンレスで、海水でも錆びないというのが売りの商品です。
しかしこちらのナイフに付属している専用シース、ナイフの保持力がかなり弱め…自分が海中で使用する際にはナイフにつけたバンジーコードをシースにくぐらせて固定している状態で、ただでさえ海に漂いながら使用するという特殊条件下で大変手返しが悪いです。
そこで、カイデックスで専用シースを作ることを考えましたが、その前に、保持力が弱い理由を考えてみました。
ナイフをシースに固定する部分には、ナイフを出し入れしやすくするためでしょうか?シースの左右に対称のスリットが入っています。しかし、このスリットが裏目に出ており保持力が弱まっているようです。
試しにスリット部を凝視してゆっくりとナイフを出し入れすると、その瞬間にスリットが拡がっていました。
カイデックスシースを作る前に、とりあえずこの点を改良してみます。(お金と手間をかけたくないのと、保持力の点以外は純正シースが気に入ってるので。)
使うものは銛を作るときに使った手持ちのコニシの混合性接着剤と、マスキングテープだけです。

とりあえずこのスリットを接着剤で埋めて無くし、そのスリットに充填した接着剤がポロリしないように付近一帯も補強の意味で固めてみました。
接着剤を付けたくない箇所をマスキング。

スリットを埋めた接着剤がシース内に溢れないよう内側からもマスキング。


スリットに上手く充填できています。この時にナイフを保持するための内側の凸凹形状を変えてしまうとダメでしょうね。

しっかり乾かして完成。

接着剤を黒に塗装すると一体感が出ますが、きっと潜っている時に岩等で削れるのでそのまま使います…

どれだけ保持力が上がったか、動画で紹介…撮影を邪魔する息子の叫び声が入ったので無音ですが、カチッと感はしっかりありました。
自分と同じように、サビナイフシースの保持力不足に悩んでいる方はたくさん居ると思います!
今回紹介した簡単カスタムで改善できました(今のところw)♪
- 2018/01/08(月) 13:04:57|
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